Evotoのポートレート補正機能は、画像をインポートした時点で顔を自動検出し、性別や年齢層に応じてキャラクタータグを割り当てます。これにより、複数画像にわたる補正も効率的かつ自然に行えます。
集合写真や個人のポートレート、イベント撮影のバッチ処理まで、Evotoは一人ひとりを丁寧に補正しながら、プロジェクト全体で統一感のある仕上がりを実現します。
顔認識とキャラクタータグ
Evotoは顔の特徴を検出し、それぞれの人物に性別と年齢属性を自動で割り当てます。この情報は補正ロジックに反映され、必要に応じて手動で修正することも可能です。

顔認識の表示方法
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「ポートレート補正」モジュールに入る
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右上の「顔検出」ボタンをクリック
キャラクターの追加・削除方法
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キャラクター追加:「顔の位置を指定」ツールで顔を囲むと、Evotoが新たなキャラクターとして認識・登録します。
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キャラクター削除:対象のキャラクターを選択(黄色でハイライト表示)後、「キャラクターを削除」をクリック。


属性の変更
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自動認識が誤っていた場合は、性別・年齢を手動で修正できます。
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修正後、プロジェクト全体の同一人物にその属性を同期させることも可能です。
- 子供のキャラクターを設定する際に、「子供」と「子供(幼児)」の選択ができます。
※画像内のキャラクターが「子供(幼児)」として識別された場合、肌補正の「肌補正(幼児の体)」機能が利用可能になります。

変更したいキャラクターの属性をクリックしてください。修正後、新しい修正結果をバッチ同期するかどうかを選択できます。同期を選択すると、残りの画像を個別に修正する必要はありません。Evotoは変更された属性をプロジェクト内の他の画像に自動的に同期します。

個別補正
全体補正の後、一部の人物だけを微調整したい場合は「個別補正」機能が便利です。
使い方:
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補正したい人物を選択
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専用スライダーでそのキャラクターにのみ補正を適用
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補正内容は、同じ人物が写っている他の画像にも同期可能
※個別補正を開始すると、その人物は性別・年齢別のグローバル設定の影響を受けなくなります。
※「リセット」すると個別補正がクリアされ、再び性別や年齢の補正が有効になります。

グループ写真のポートレートの修正が完了したら、個別編集ツールを使用して一人ひとりの特徴を細かく調整できます。調整したいキャラクターを選択し、変更したい部分に対して調整したい機能スライダーをドラッグしてください。また、プロジェクト内の同一キャラクターに対する個別編集をバッチ同期することもできます。
個別編集では、性別/年齢編集時の各スライダーの値が引き継がれます。
リンク補正
Evotoでは、異なる性別や年齢層のキャラクターをリンクさせて一括補正することも可能です。
たとえば、大人と子供の人物に共通の補正を適用したい場合に便利です。
リンク方法:
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「ポートレート補正」モジュール内のリンクアイコンをクリック
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対象とする性別または年齢層を選択(または「すべて」を選択)
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スライダーを調整すると、リンクされた全キャラクターに補正が適用されます
※リンク中に特定属性(例:女性専用)のプリセットを使用した場合は、該当する属性の人物のみに適用されます。他のリンク対象には影響しません。
Evotoのポートレート補正機能は、AIによる顔認識と属性設定、手動での微調整、個別・一括補正の柔軟な操作を通じて、ウェディングアルバムから企業プロフィール写真まで幅広く対応可能です。自然で一貫性のある美しい仕上がりを実現します。