AIセレクト

AIセレクトは、枚数の多いプロジェクトから残す写真を短時間で選べるようにする機能です。ウェディング、EC、大量撮影などで、目で一枚ずつ選ぶ時間を減らせます。

操作の流れは、下の動画でも確認できます。


AIセレクトの場所

「セレクト」は、「ライブラリ」の右側にある「セレクト」タブから開きます。タブ内のサブパネルは次のとおりです。

  • 基本情報
  • 絞り込み
  • 顔
  • 写真のグループ

注意: AIセレクトはプロジェクト単位でのみ実行できます。フォルダやコレクション単独では実行できません。


ストーリーとグループ

撮影を章、見た目のまとまり、または自分で作った構成に分け、確認から納品まで同じ分け方を使えます。写真全体のまとまりを「ストーリー」、その中の小分けを「グループ」と呼びます。

ストーリーの分け方

  • ウェディング:準備、ポートレート、挙式、披露宴などの章に自動で分けます。ウェディング撮影向けです。
  • 自動:撮影の種類を問わず、見た目が近い写真をまとめます。
  • 手動:空のストーリーから始め、グループを自分で作ります。

グループの整理と絞り込み

ストーリー画面では、写真をグループ間でドラッグして移動できます。章の名前と順番も変更できます。「+ グループを追加」で章を追加します。どのグループにも入っていない写真と、生成された画像は「未分類」に入ります。

グループによる絞り込みは、一覧、拡大、比較、編集画面のフィルムストリップで使えます。星、フラグ、カラーラベル、テキスト検索、タグと組み合わせられます。

グループごとの納品

書き出し時に「グループごとにフォルダーを作成」をオンにすると、章ごとのフォルダーができます。Evoto Instant に公開すると、1つのストーリーが1つのギャラリーになり、グループは章として表示されます。

同じストーリーとグループの構成は、クラウド同期とスライドショーにも引き継げます。

サブパネル

基本情報

選択中の写真の露出、ISO、絞り、シャッタースピード、焦点距離、ファイル形式を表示します。技術的な情報をその場で確認できます。

絞り込み

「絞り込み」では、条件を組み合わせて写真を探せます。枚数の多いプロジェクトでも、見たい写真へすぐ移動できます。

  • 品質:ピンボケ、露出など、AIの品質判定で絞り込みます。
  • 顔:検出した人物と、顔に関する判定で絞り込みます。
  • 評価:星、カラーラベル、フラグなど、付けたマークで絞り込みます。

顔

「顔」パネルでは、人物の顔を中心に確認します。ここでは「パーフェクトショット」「顔タグ」「顔フォーカス」をまとめて扱えます。

  • 顔フォーカス:検出した顔を自動で中央に置き、拡大して表示します。表情とピントを確認しやすくなります。

  • 顔スコアの表示:AIセレクトの完了後、検出した顔ごとに色付きの評価ラベルが表示されます。AIが各顔をどう見ているかを、次の項目で確認できます。
    • 目の状態: 目が開いている / 半目 / 目つむり / 目がぼけている
    • 表情: 満面の笑み / 笑顔 / 真顔
    • 顔のピント: ピント合焦 / ピントが甘い / ピンボケ

    ラベルにカーソルを合わせると詳細が表示されます。顔フォーカスの全画面表示では、顔にカーソルを合わせるとすべての評価ラベルが出ます。

パーフェクトショット

同じ場面の複数枚から、人物ごとのよい表情を選び、集合写真を1枚にまとめます。

補正モード

  • 自動補正: 表情がよくない顔を自動で見つけて置き換えます。自動で作ったあとでも、「カスタム補正」で個別に選べます。
  • カスタム補正: 置き換える顔を個別に選び、候補の表情を見てから差し替えます。

変更の適用

「確認」で結果を保存します。新しいコピー(.tsq形式)が同じフォルダに保存されます。

注意

  • 検索範囲: 現在の写真の前後7枚、合計14枚から、置き換えられる顔を探します。
  • 対象: 同一人物の顔だけを合わせます。


写真のグループ

写真を自動でまとめ、確認と選択を短くします。

  • 時間間隔:撮影間隔に基づいて自動でまとめます。連写や、同じ時間帯の写真を確認するときに使います。
  • 類似写真:見た目が近い写真をまとめます。AIが各グループの品質を見て、よい1枚を示します。ほぼ同じ写真を除きやすくなります。
  • 顔:検出した人物ごとにまとめます。人物ごとの表情を確認できます。


テキスト検索とカスタムタグ

テキスト検索では、写真の内容を言葉で探せます。カスタムタグでは、自分で決めた分類を追加できます。

テキスト検索

  1. セレクトで「テキスト検索」をオンにするか、「絞り込み」を開いて「分析を開始」をクリックします。
  2. 分析が始まったら、「赤いドレス」「ビーチ」「キス」のように入力して、プロジェクト内を検索します。

分析はバックグラウンドで続行できます。あとから追加した写真は、追加分だけ分析されます。結果は関連度の高い順に並びます。

カスタムタグ

「基本情報」の「タグ」から、写真にカスタムタグを追加します。複数の写真を選んで一括で付けられます。「絞り込み」の「タグ」では、品質判定やテキスト検索の結果と組み合わせて表示できます。

カスタムタグはプロジェクトをまたいで再利用でき、同じアカウントに同期されます。写真のメタデータには書き込まれません。

AIセレクトを開始する

手順は次のとおりです。

  1. 「ライブラリ」でプロジェクトを開きます。
  2. 右側の「セレクト」タブを開きます。
  3. 「AIセレクトを開始」をクリックします。プロジェクト内のすべての写真が対象です。フォルダやコレクション単独では実行できません。
  4. 新しいプロジェクトへ写真を読み込むとき、「写真分析を有効にする」をオンにすると、ピンボケ、目つむり、露出、顔のグループなどを、選別と同時に、またはその前にバックグラウンドで分析できます。
  5. 処理中は全体の進捗バーが表示されます。中止しても、すでに付いたタグは残ります。
  6. プロジェクト作成時に写真分析をオンにしていない場合は、あとから「セレクト」のサイドバーで開始できます。
  7. 完了後、各サブパネルで結果を確認します。

AIセレクトの設定

設定は、AIセレクトの開始時、または右側パネルの下部から開けます。

開始モード:「クイック」は既定の設定ですぐ開始します。「カスタム」は、開始前に選別ルールを調整します。

プロジェクトの設定

  • イベントタイプ: 撮影の種類(ウェディング、商品など)を選ぶと、AIの判定がその撮影に合いやすくなります。
  • AI選択: AIが自動で残す枚数と、選び方を設定します。
    • AI選択の合計枚数を制限: 枚数を入力すると、AIはスコアに基づき、その枚数まで写真を選びます。
    • グループごとのAI選択枚数を制限: 各グループの最大枚数と最小枚数を入力します。AIはこの範囲で、グループ内の写真を選びます。分け方は次の3つから指定できます。
      • 類似写真: 見た目が近い写真のグループを表示します。
      • 顔: 顔のグループを表示します。
      • 時間間隔: グループ化に使う時間の幅を設定します。この時間内に続けて撮影された写真は、AI選択用の1グループになります。

注意: 「選択する合計枚数」と「グループごとの最小枚数」を両方設定した場合、合計枚数が優先されます。結果が、グループごとの最小枚数と一致しないことがあります。

  • マークの自動付与:AIの判定と設定に基づき、写真へタグを自動で付けます。
    • 候補:品質は許容範囲だが、最もよい基準には達していない写真

  • タグをローカルに自動保存:AIセレクトの完了後、星、フラグ、カラーラベルを XMP サイドカーファイルとして写真のメタデータへ保存します。Lightroom など、他のソフトでも読み込めます。

写真分析

  • 目つむり、ピンボケ、露出の検出: それぞれの感度を調整します。
  • クラスター検出:
    • グループ化の感度を調整します。
    • 写真をシーンごとのグループにまとめ、各シーンからよい写真を選べるようにします。


AIセレクトの完了後

  • 完了すると、AIが付けたタグとともに写真が表示されます。
  • 「絞り込み」では、「品質」「評価」「顔」を1つのフローティングパネルで確認できます。複数の条件は「すべて(AND)」と「いずれか(OR)」を切り替えられます。
  • 「類似写真」の検出をオンにしたプロジェクトは、自動で「グループ表示」に切り替わります。
  • 表示の切り替えは、左下のパネルから手動でも行えます。

AIセレクトの実行中にできないこと

AIセレクトの実行中は、次の操作が一時的にできません。

  • プロジェクトまたは写真の削除
  • 星、フラグ、カラーラベルの手動付与
  • プロジェクトへの写真の追加
  • テザー撮影(PC接続撮影)
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